勃起不全の原因の一つがストレスだといわれています。
そして勃起不全はまたストレスの原因になります。勃起不全とストレスは悪循環の輪をつくってしまいます。

世界初の勃起不全治療薬であるバイアグラが日本の厚生労働省に承認されたのは1999年です。その後、レビトラやシアリスが承認されました。
ここでは、3種類のED治療薬とその副作用について解説していきます。
3種類のED治療薬
日本で承認されている勃起不全治療薬はこの3種類です。この3種類の薬にはそれぞれ特徴があります。
即効性ならレビトラ
即効性という面では、レビトラが最も優れています。
レビトラは服用後30分程度で効果が現れます。
バイアグラやシアリスは効果が実感できるまでに最低でも服用後約1時間程度かかります。
効果が最高潮になって現れるのもレビトラが最も早く、服用後45分ぐらいです。
バイアグラは1時間ぐらいかかります。

持続性ならシアリス
持続性では、シアリスが画期的に優れています。
バイアグラが約4時間、レビトラで8時間ぐらい、シアリスは何と36時間という脅威の長さです。
短時間だけセックスができる状態に保つ目的なら十分に役にたちます。

シアリスなら、あまり神経質にならなくても早めにのんでおけばいいということになります。
食事の影響について
飲むタイミングを決めるのはセックスをする時間が基準ですが、同時に食事の時間も大きく関連します。
バイアグラは食事の影響を受けやすい薬で食後すぐに飲むと吸収率が下がってしまいます。
そのため空腹時に飲まなければなりません。
レビトラは比較的食事の影響を受けにくいといわれていますが、空腹時に飲む方がいい効果が得られます。
シアリスは、食事の影響を受けないので、いつ飲んでも構いません。
シアリスは持続時間の長さと食事の影響を受けにくいという性質を持つおかげで利便性が飛躍的にあがっています。
価格について
これらの薬は保険適用外なので価格は医療機関によって違います。
3種類を比べて見るとバイアグラ、レビトラ、シアリスの順で高くなります。

ED治療薬の主な副作用について
勃起不全の人にとって救世主のようなED治療薬ですが、必ず知っておきたいのが副作用の内容です。
薬は、個人の体質やその日の体調、持病、服用中の薬などに大きな影響を受けます。場合によっては命にかかわるようなことにもなりかねません。
ED治療薬全般に比較的よくみられる副作用に、顔のほてり、鼻づまり、頭痛、動悸、目の充血などがあります。
【副作用】
- 顔のほてり
- 鼻づまり
- 頭痛
- 動悸
- 目の充血
これらの副作用は血行が盛んになったために起きる症状です。
普通は薬の効果がなくなればこれらの副作用も治まります。
もし、程度がひどかったり長引いたりする場合には医師の診断を受けなければなりません。
ED治療薬は血管を拡張して血流を盛んにして海綿体へ多くの血液を送り込もうとする薬です。そのため、血管や血圧に問題を抱えている人は注意が必要です。
心筋梗塞や脳梗塞、血圧の異常がある場合にはそのことを医師に報告して指示を仰ぎましょう。
逆に言えば、ED治療薬を使う場合には、普段にも増して血圧の異常や梗塞を起こさないような生活習慣を心がけることが必要だということになります。

このほかにも、さまざまな薬品が禁忌になっています。
たとえば抗真菌薬などは一見関係なさそうな気がしてしまいますが種類によっては禁忌になっています。
医師の処方を受けるときにはお薬手帳などを持参して、過去の服用歴やアレルギーなどがその場でチェックできるようにしましょう。
